過疎化が進んで65歳以上の高齢者が人口の半分以上になった「限界集落」は、中山間地の問題と思われている。だがこれから先、大都会のど真中に限界集落が生まれるかもしれない。そうさせてはいけない。東京都がモデルになればいい。
日本の人口は2004年を頂点に減少局面に入っている。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、世帯数も2015年にピークを迎える。2055年には人口は9000万人を割り込み、65歳以上が占める高齢化率は40%を超える。長期トレンドで見れば、…
3歳未満の子どもを持つ従業員の短時間勤務と残業免除の導入を企業に義務付ける育児・介護休業法改正案が、2009年6月12日、衆院厚生労働委員会で可決された。今国会での成立を目指す。仕事と子育てを両立できる環境を整備するのが狙い。1日6時間程度の短時間勤務導入を義務化し、従業員が希望すれば残業を免除するほか、共働きの両親がともに育休を取る場合の取得期間を、現行の「子どもが1歳になるまで」から「1歳2カ月まで」に延長する。